マタニティマッサージって何？
妊娠中はお腹の赤ちゃんが成長していくにつれて、体に様々な変化が現れます。子宮や血管が圧迫されて血流が悪くなったり、体重が増えることで肩や腰に負担がかかるため、 肩こりや腰痛、むくみなど体のトラブルやホルモンバランスの変化により出産に対する不安など、精神的なストレスが増えてきます。 しかし薬に頼れず、一般的なマッサージ店では妊婦さんを受け入れていないお店も少なくありません。 ですが、マタニティーマッサージなら妊婦さん自身の体調やお腹の赤ちゃんへの安全面を考慮して施術を行ってくれます。 マタニティーマッサージを受ける場合は医師の許可をもらいましょう。
マタニティマッサージの効果
マタニティーマッサージは、基本的にリンパや血流を促進したり、筋肉をほぐしたり、体の歪みを整えたりします。 むくみや肩こり、腰痛、冷え、骨盤周りの痛みなど、妊婦さんに起きやすいトラブルを中心に症状を緩和する効果が期待できます。 マッサージには、一般的な整体や指圧のほか、オイルマッサージ、エステ、アロマトリートメントなど美容も兼ねてマッサージを行えるお店もありますので、 目的に合わせてお店やコース内容を選ぶようにしましょう。お店によっては、気になる妊娠線やつわりをケアできるところもあります。
妊娠初期でもマッサージはできる？
マタニティマッサージは、特に妊娠初期の場合、妊婦さんにとってつわりに苦しんだりするデリケートな時期ですし、 赤ちゃんの成長もまだ十分ではありませんので、妊娠初期のマッサージはあまりおすすめできません。 血行を促進させることは一見良いように思えますが、促進させすぎても胎児に影響が及ぼす場合もあり、流産の危険もあるといわれています。 どうしても妊婦マッサージに行きたい場合は、事前にかかりつけの産科医に相談しましょう。
マッサージに適した時期
赤ちゃんへの負担を考えると、妊娠初期のマッサージは控えるとして、マッサージに適した時期はいつなのでしょうか？ 妊娠16週目以降の安定期からお腹が大きくなってくる8か月目より前の時期を目安に、マッサージを受けるようにしましょう。 妊娠後期・臨月も要注意です。お腹が大きくなると動くのも大変になり、施術を受ける際にも体勢をキープすることが困難となります。 また、妊娠10ヶ月目でもマッサージを受けることは可能ですが、早産などのリスクも考えられるため、マッサージを受ける前にはかかりつけの医師に相談しましょう。