マタニティマッサージの注意点

どんなアロマオイルを使用するか

アロマテラピーで使う精油には様々な成分が含まれており、妊娠中に禁忌とされるものもあります。 身体がデリケートな状態になっている妊婦さんにとって、ホルモンに作用するアロマオイルや神経毒性を含む成分、デトックス効果のあるアロマオイルなど、 使用することで危険を及ぼす精油があるので注意する必要があります。妊娠初期は、安定期に入るまでは原則としてアロマの使用は避けます。 安定期に入っても子宮を刺激する精油、毒性の強い精油は禁止です。妊婦さんは肌が敏感になりやすいので、規定よりも低濃度で使用し、 添加物の入っていない天然成分100%の精油(エッセンシャルオイル)を使用しましょう。また、お腹が張るときには、アロマテラピーをおこなわないことです。

腰のマッサージ

腰痛のマッサージではうつ伏せになる必要がありますが、妊娠中のうつ伏せはお腹を圧迫することになり、重さがお腹に集中してかかるので、 お腹の赤ちゃんや子宮に負担がかからないとはいいきれません。妊娠が進むにつれ体重が重くなっていますので、強く押す行為は避ける必要があります。 マタニティマッサージは姿勢に配慮されている施術が多いですが、マッサージの最中にどのような姿勢を取るのか、事前に聞いてからマッサージを受けると安心です。

足裏マッサージ

むくみ防止に効果的な足や足裏のマッサージはツボが多数存在するため、お腹の張りや腸のぜん動運動によるお腹の痛みに直結しやすく、 妊娠中の体に影響を与えることもあります。押せば必ず起こるというわけではありませんが、注意は必要ということです。 むくみに対して効果的なツボと紹介されていても、妊娠中に押しても良いツボなのかどうかも一緒に確認するようにしましょう。 どうしても施術を受けたい場合は、事前に産婦人科の先生に確認しておきましょう。

マッサージチェアは使っても大丈夫?

自宅でも手軽にできるマッサージチェアやマッサージクッションは使い方によって、その振動が子宮を刺激してしまう場合もあります。 間違った使用の仕方はもちろん、長時間の使用は避け、お腹を刺激しないよう振動は弱め、体調が悪化したりした場合はすぐに中止しましょう。 流産することが多い体質の方や胎児の発達のトラブル、更には母体に何らかの問題のある方は控えましょう。 気になる場合は主治医の先生に相談しましょう。